コロナの影響で、昨年度の3学期は終わりがなく、1学期は2か月ほど遅れてスタートしました。でもこの2学期は、今までの年と同じ、9月1日から12月23日まであって、今日2学期の終業式を迎えました。
2学期は、コロナの感染症の予防を踏まえながら、コロナの渦の中でもできる形で、さまざまな行事・活動に取り組みました。授業しかなかった1学期とは違って、子どもたちは、めりはりのある学校生活を過ごすことができたのではないかと思っています。
4年生以上が体育館に集まって行った児童会役員選挙、令和2年度初めて運動場に全校が集まって行った交通安全の集会、4年生の福祉実践教室、6年生の修学旅行、1・2年生のおもちゃ大会、サッカー部・バスケットボール部の交流会、5年生の野外活動、学習発表会、スポーツフェスティバル、1~4年生の校外学習などなど・・・とてもたくさんのことに取り組みました。でも、よかったと感じたのは、取り組んだ数ではありません。一つ一つの行事に取り組む子どもたちの意気込みです。
行事の中でも、学習発表会と運動会は、昨年度までと大きく形を変えました。
学習発表会は、舞台は小体育館、マスク着用で演技をし、本番を見てくれた人は、発表学年のおうちの人だけでした。それなのに、予行練習の課題を解決してレベルを上げ、本番では見事な演技を見せてくれました。終わったときの子どもたちの表情・・・どの学年からもやりきった満足感を感じました。見てくれる人が少なくても、子どもたちの学習発表会に向かうエネルギーは昨年度までとちっとも変っていない・・・その意気込みが素晴らしかったです。
運動会は、スポーツフェスティバルの形として、競争遊戯だけでプログラムをつくるお楽しみの行事として計画しました。しかし、演技の始まりと終わりの入退場をきびきびと行ったこと、全校で拍手応援を盛大にやろうと意識したこと、演技の一つ一つが真剣であったこと・・・また、はじめの会&おわりの会の進行、器具の準備と片付け、プログラム紹介や実況中継などに取り組む5・6年生の委員会の動きからも、運動会のような雰囲気を感じました。練習はわずかでも「やるよ!!」という全校の気持ちが集まったパワーを感じました。学習発表会で、学年みんなで一つのものを創るという力が、全校のみんなで創るスポーツフェスティバルにも生きていると感じました。
夏休みから再びコロナの感染が広がり始め、そんな状況で迎えた2学期・・・ずっと心配が消えませんでした。でも、たくさんの行事・活動を通して、子どもたちのがんばりや一人一人の伸びをしっかり感じる学期となりました。9月のはじめには予想していなかった結果・・・何とも嬉しいことです。子どもたちは本当によくがんばりました。
2学期が終わりました。保護者の皆様には、本校の教育活動にいつもご理解とご協力をいただきましたことに感謝申し上げます。ありがとうございました。